螺旋藻 (藍藻)

栄養と特有の成分=フィコシアニンとのバランス
スピルリナパシフィカ(R)

スピルリナは約35億年前に地球上に誕生した最古の生物です。

酵母にみられる高たんぱく、緑黄野菜にみられるカロテノイドとビタミン、海藻にみられるミネラルと繊維。その細胞は3者を総合した栄養とフィコシアニンで満たされた特異なラセン状の植物です。

スピルリナパシフィカスピルリナ パシフィカ®(ハワイアンスピルリナ)は世界で初めて実用化されたハワイ島の海洋深層水と独特の自然環境(清浄な水、澄んだ空気、豊かな太陽光)のもとで栄養と成分をたくわえたスピルリナの登録商標です。


ラセンの不思議

銀河系宇宙から地上の自然界にかけて、ラセン形やうず巻運動の現象は数多く見られます。太陽系は円運動ではなくねじれた軌道を描き、多数の銀河系星群やアンドロメダ星雲などにも宇宙でのうず巻き現象を見ることが出来ます。

生物の系統を司るDNAは真に二重ラセン構造であり、つる性植物にも生物本能が現れています。一方,台風の渦、竜巻の気流にみる如くエネルギーの蓄積もラセン形を描いて放出されるし、水の様な流体はラセン形によって管空内の流量を増すことが出来ます。1827年に初めて発見されたスピルリナ(SPIRULINA)は「ラセン」「ねじれた」を意味するSpiralから学名が付けられました。

 

スピルリナは30数億年前地球上に出現した最初の生物とされています。地球の生物の発生は光合成を営む葉緑素を持った微小生物から始まり、やがてO2呼吸をする高等生物へと進化していく。

DNAの二重らせん構造

炭水化物、たんぱく質、核酸などが植物細胞内に合成される。

 

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いろいろに変化するスピルリナのラセン形

原料品種:Spirulina Platensis

藍藻類に属すが、厳密な生物学上の分類は藍色単細胞細菌として扱われる。細胞は長さ300~500ミクロン、幅8ミクロンの規則正しいラセン状(spiral)に連なり多細胞状に群生している。

藻体は鮮やかな青緑色である。クロレラは緑藻類に属し、単一細胞性で大きさはスピルリナの約1/100。藍藻の仲間では水前寺海苔(熊本/九州)がある。スピルリナはわずかな溶存成分と強い太陽光と水と空気を生命原として繁殖し、藻体内には豊富な栄養素をバランスよく蓄積、しかも消化性がよいのが特徴。

スピルリナはアフリカやメキシコの熱帯地方の湖に自生しています。

その湖は塩分が濃く(15%強)強アルカリ(PH:9~11)です。
この環境に耐えて生育しますから他の微生物の汚染を受けず、純粋に収穫できるので原住民にとっては古代からの安全で貴重な食糧として利用されてきました。

サハラ砂漠の奥地チャドのフォートラミーでは日常の食糧に、
ダイエ(dihe)と呼ぶ暗黒色の乾パンが売られています。
原料は、湖に青いペンキを流したように繁茂して浮いている藻を、麦わらですくい取って、天日乾しで得られます。

スピルリナには約35の種類があり、自生しているもののほとんどがSpirulina Platensisですが
チャド湖やテスココ湖(メキシコ)のものにはSpirulina maximaと言われています。
現在、人工的に純粋培養しているものは全て自生湖から分離したPlatensisを種母にしています。

スピルリナ自生地


東洋酵素化学㈱のスピルリナパシフィカ®(ハワイアンスピルリナ)は、世界で初めて海洋深層水(水面下600m以上)を利用し、培養されたスピルリナです。

深層水は地球を数百年かけて循環し、高い水圧を受けて栄養分が熟成され溶け込んでいるため、生物が驚くほど早く生育します。また、海水中には細菌がほとんどなく清潔でスピルリナの培養には最高の条件をそなえています。

ハワイ島は世界で最も早く海洋深層水の研究が始められ、また、空気がとても澄んでいることから世界中の天文台が集中している場所でもあります。太陽光を必要とするスピルリナの培養は屋外オープンで行われるために大気の安全性は必要不可欠で汚染のない清浄な大気は品質を高め安心と信頼を与えてくれます。


スピルリナが健康補助食品に脚光を浴びるまでの歴史

世界で最初に人工的に培養を始めたのはフランス国立石油研究所で1962年のことです。

1967年にアジスアベバ(エチオピア)で開催された応用微生物学会の国際会議でベルギー及びフランスの微生物学者らによって、たん白と高栄養価について発表されたことが大きな話題を呼びました。

1973年 微生物たん白に関する第2回国際会議、さらに 1974年 国連の世界食糧会議にも続々登場し、一躍世界の脚光をあびるようになりました。以来、ヨーロッパでは健康食品としていち早く活躍してきましたが、日本では1970年まで全く知られていません。

71年から工業的な培養実験が行われるようになりました。クロレラはそれより早く、1951年からのことです。クロレラと比べスピルリナは我国よりもむしろ米国、ヨーロッパでの注目が高く、主たる消費地となっていますが、我国でも安全性は勿論、その効用は多くの大学や研究機関で研究されてきました。

米航空宇宙局(NASA)では食糧利用としての他に、スピルリナの生態系を利用して宇宙空間におけるO2供給源としての活用も研究されています。

栄養細胞

「植物性たん白質の宝庫」として注目を浴びたスピルリナは微生物と緑黄色野菜や海藻の性格を兼ね、3者の成分を併せもつ特性は食生活を総合的に修正し、また体のひずみを更正する役割の方がむしろ「たん白源」より貴重です。


スピルリナの特徴

★ たん白質の含有量が70%に達することもあり、構成するアミノ酸のバランスが非常に優れている良質のたん白質でもあります。
★ ビタミンやミネラルの種類が多く、各栄養素がバランスよく含まれています。
★ クロレラに比べ消化吸収性が良いので、スピルリナの有効成分の利用効率は高くそれは健康食品として欠かせない要件でもあります。
★ カロテンや葉緑素(クロロフィル)を始め緑黄色野菜としての成分(ビタミン、ミネラル)が含まれるので、食べにくいとされる野菜を簡便に摂取することができます。
★ スピルリナの抽出液には乳酸菌の増殖効果があり、未知の成長促進物質の存在が認められます。

栄養バランスの補正に最適

市販食品にスピルリナを加えたときの栄養価比率は実線で描いたように変わり、日常の栄養バランスは改善されます。

下の円グラフの円周に示した栄養素の数値は、20歳以上の男子の一日総栄養素所要量の1/3を示したものです。この数値は女子にもほぼ共通します。

バランス

必須(不可欠)アミノ酸のバランスが良い

体の中では生理的に必要とされるそれぞれのアミノ酸の理想的な比率が決まっています。

アミノ酸からできるたんぱく質はこの理想の比率にどれだけ近いかを示すプロテインスコアでたんぱく質の質の良し悪しが評価されます。

各アミノ酸が表の比率で含まれていればスコア100となり、理想とするたん白質となります。スピルリナも理想に近いたん白質といえます。

理想型のアミノ酸比率
イソロイシン 3
ロイジン 3.4
リジン 3
フェニルアラニン 2
チロシン 2
含硫アミノ酸* 3
スレオニン 2
トリプトファン 1
バリン 3
プロテイン・スコア 100
スピルリナ 80〜83
鶏卵 100
しじみ 100
豚肉 90
牛肉 79〜80
クロレラ 77
牛乳 74
大豆 55
ゼラチン 0

(シスチン、トリプトファンが0のため)

スピルリナ 0.75
えんどう豆 0.64
大豆 1
牛肉 1.4
豚肉 1.53
クロレラ 1.74
牛乳 2.75

動脈硬化予防因子=リジン/アルギニン 比(1以内がよい)

理想に近い形で含まれる必須アミノ酸 タンパク質含有量(%)

ほとんどのビタミンを含みます

ビタミンは人の体内で合成できない(イシトールは合成できる)ため、食べ物から摂らなくてはなりません。但し、人の腸内に住みついてる腸内細菌は大腸菌も含めてビタミンを合成(すべてではありません)していますから、人はそれらの一部を利用しています。

野菜は多くのビタミンを合成しますが、たん白質はほとんど造らず、またビタミンB12も造りません。しかしスピルリナパシフィカはビタミンB12を含めほとんどのビタミンが含まれています。但しビタミンCだけはスピルリナの生物特性として生合成する機能をもっていません。

スピルリナパシフィカには鉄、カルシウム、マグネシウム以外にも微量で働く重要なミネラルがたくさん含まれています

セレン ビタミンEの抗酸化作用を助長し老化・血管硬化を予防、睾丸と前立腺に多く含まれる。
更年期障害に役立つ。
近海魚に含まれる有毒な水銀を無害化する重要な機能を持つ
亜鉛 インスリンの合成と作用発現に必須。多くの酵素系に中心的役割。
欠乏症として皮膚炎、脱毛、発育不全、生殖機能低下、貧血、味覚・嗅覚障害などを起こす。
マンガン 肝臓のミトコンドリア内に存在するピルビン酸カルボキシラーゼの構成成分ムコ多糖の合成など数多くの酵素の活性化に関与。
コバルト ビタミンB12の構成成分。VB12が欠乏すると悪性貧血を起こす。
ヨウ素 甲状腺ホルモンの構成要素。海藻や魚介類に多く含まれる。
成長促進、活力と精神の敏活を高める。健康な髪、爪、皮膚、歯を作る。
モリブデン アミノ酸代謝に関与。鉄代謝に関与する酵素の重要な構成成分。
クロム 正常な糖代謝、脂質代謝の保持に必須。
バナジウム 細胞の再生や造血を助ける。
最近の研究ではⅠ型糖尿病の治療に使える可能性が示唆されている。糖代謝、脂質代謝の保持に必須。
バナジウムは極めて高い希少価値を持つミネラルですが、スピルリナパシフィカ®(ハワイアンスピルリナ)のほかに含んでいるスピルリナはありません。

豊富な有色成分、緑黄野菜として十分な条件を備えています

カロテン含量を基準にすると、スピルリナ20粒(4g)はそれぞれの野菜の量に相当します。

ニンジンニンジン 大1個

ホウレンソウホウレン草 2.5束

キャベツキャベツ 25個分

カロテン 体内でビタミンAに変わります。しかし、ビタミンAを過剰摂取したときにみられる副作用はありません。
視力の低下を抑え、感染に対して抵抗し、粘膜合成促進、活性酸素消去(抗酸化)ガン予防の効果があります。
クロロフィル 緑の血液と呼ばれ、コレステロール低下、抗炎症、破壊組織修復作用があります。
フィコシアニン スピルリナ特有の青色色素でクロロフィルと同様植物の光合成を担っています。
フィコシアニンはクロロフィルの環が開いた形で非常に良く似た構造を持ち、デトックスや抗ガン作用、アレルギー抑制作用などが研究されています。

乳酸菌の増殖因子

Enterococcus faecalis Kazama Lactobacilus acidopfilus Toyoを通常の肉エキスやペプトン牛乳カゼイン培地に0.5%添加することにより乳酸菌数は顕著に増加します。

En.face.K 1リットル培養基当りの収量 通常 2.87g スピルリナEX添加 4.25g
L. acid. T 2.01g 2.61g

スピルリナとクロレラの違い

分類 スピルリナ(SP)
藍藻類(藍色最近)
クロレラ(Ch)
緑藻類
 
形状 単細胞がラセン状に群生 単一球状  
大きさ 長さ300〜500μ
巾8μ
直径3〜8μ 1μ:1/1000mm
酵母:5〜10μの単細胞
発育条件 PH 9〜11
強(アルカリ)
6〜6.5
(弱酸性)
一般の部生物は弱酸〜アルカリで発育し、約10%の塩分で発育は止まる。強アルカリ、高塩分では他の微生物の発育は困難なのでPSは純粋な清潔性、安全性が保たれる。
塩分 高塩水
(10〜20%でも発育可能)
淡水
細胞膜 薄く弱い 厚く固い 超音波でSPの細胞は簡単に壊れるがChは壊れない。
消化性 良好(95%) 悪い(60〜80%) Ch消化されずに大腸まで届くため黒い便が出る。
濃い緑 淡い緑  
風味 海藻の香り
歯につきやすい
抹茶の香り
歯につかない
SPは細胞膜が薄いため蛋白質が中から浸出し粘着性が出る。
成分 フィコシアニン 含む 含まない フィコシアニンはガン抑制、肝臓保護、抗炎症作用などの効果が確認されている。
ビタミンC 含まない 含む  
β-カロテン 150〜280mg/100g 35〜80mg/100g スピルリナはカロテン量も多く、ゼアキサンチンも含む。
アルカリ度 40〜45 20〜25 ミネラルが多い。

 アルカリ度…100gの食品を焼いて得られる灰分を中和するのに要する1規定の酸のml数をアルカリ度という。

その他の食用藻類には以下の者がある

藍藻類 – 水前寺のり
緑藻類 – アオノリ
紅藻類 – アサクサノリ、テングサ
褐藻類 – ワカメ、コンブ

消化吸収が悪ければ有用性がない

乾燥したクロレラを実験室で、細胞破砕のため20分以上超音波を射波しても膜が固いため細胞は壊れません。一方スピルリナは5分で細胞膜はバラバラになります。

クロレラの消化率はそのままで10~20%(国立栄養研究所)で、細胞壁破砕クロレラでも80~85%の消化率です。

スピルリナは人口消化液やラットの消化率は95%に達してます。