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カカドゥプラムとは?

ストーリーのある美白・美容素材「カカドゥプラム」
オーストラリアが生んだ古代から続く超スーパーフルーツ!
オーストラリアの特定地域(アボリジニ生活区)のみに生育する緑色の果実「kakadu plum(カカドゥプラム)」は、
自然界No.1のビタミンCを含んでいながら酸味がまったくないという不思議なフルーツ。
多種類の豊富なポリフェノール類と相乗するストーリーのある美白、美容素材です。
様々な修飾加工が可能なため、高貴な美容製品が企画できます。

カカドゥプラムの特徴

●世界のフルーツの中でビタミンC含有量No.1!
100gの果物につき3000mg以上のビタミンCを含み、オレンジの含有量の50倍以上になる数値です。さらにカカドゥプラムのドライパウダーは、天然の乾燥果実としては非常に高い弊社最大実測29,000mg/100gを誇る。

●エラグ酸は、イチゴの約129倍!
美白効果で良く知られている成分です。脂肪酸代謝を促進させる効果もあります。

●ポリフェノール100種類以上!ブルーベリーの約4.7倍!
若い細胞をつくりだす働きを助けているのがポリフェノールです。抗酸化作用があるといわれています。

※本品はカカドゥ果肉100%の粉末です。種や種殻の粉末が混ざった商品もあります。

米国の皮膚科医も注目

グローバル化粧品会社の最高経営責任者(CEO)である米国のテレビで有名な皮膚科医は、自社ブランドの「ダーマドクター」にカカドゥプラムを配合した新しい製品を発売することをこのほど公表しました。
アメリカ版おもいっきりテレビとして人気のあるオプラ・ウィンフリー製作の健康情報トーク番組「ドクター・オズ・ショー」にしばしばゲスト出演する認定皮膚科医、作家、臨床医、教育者、そしてビジネスウーマンであるアメリカ皮膚科医オードリー・カニンのアドバイスや製品は、定期的に、米国の雑誌や新聞で紹介されています。

彼女はスキンケア製品に強く求められる老化防止剤と抗酸化物質の天然源を探しているとき初めてカカドゥプラムに出会ったとテレビで語りました。
カニン医師がテレビ出演時にカカドゥプラムの特色について紹介した後、視聴者からの反響がものすごかったため、カカドゥプラムの抽出物を使用したスキンケア製品を開発することを決意したと言います。
University News 2014 より

ガン抑制遺伝子への働き。初めて発見されたカカドゥプラムの生理活性!

RB(Retinoblastoma gene = 網膜線維芽細胞腫抑制遺伝子)は発がんを抑制する最も重要な分子の1つ。カカドゥプラムジュースとザクロジュースでRBの機能を活性化することが実証されました。カカドゥプラムジュースはラット結腸異常病巣などを阻害。ミックスジュースはがん予防の新たな候補として可能性を秘めています。
出典:Environ Health Prev Med. (2023:28:54.) 


Environ Health Prev Med.2023:28:54. DOI:10.1265/ehpm.23-00160.
RB機能を活性化するがん予防飲料の発見

Mitsuharu Masuda 1, Mano Horinaka 2, Shusuke Yasuda 2, Mie Morita 2, Emi ishimoto 2,Hideki Ishikawa 1, Michihiro Mutoh 1, Toshiyuki Sakai 2
1Department of Molecular-Targeting Prevention, Kyoto Prefectural University of Medicine.
2Department of Drug Discovery Medicine, Kyoto Prefectural University of Medicine.

要約
バックグラウンド: 近年、がんの根底にある分子機構の理解が深まり、悪性腫瘍に対する遺伝子診断や治療法が進歩している。現在、積極的な予防法が不十分であるため、適切な予防戦略のさらなる開発が望まれている。
メソッド: 腫瘍抑制網膜芽細胞腫遺伝子(RB)の機能を再活性化し、抗炎症作用や抗酸化作用を発揮する飲料を探索した。また、乳酸菌がヒトにおいて、がん特異的な抗腫瘍サイトカインである腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘導リガンド(TRAIL)の産生を増加させるかどうかを調べ、乳酸菌を含むRB再活性化飲料がin vivoでアゾキシメタン誘発ラット結腸異常陰窩病巣(ACF)および異常陰窩(AC)を減少させるかどうかを調べた。
業績: カカドゥプラムジュースとザクロジュースはRB機能を活性化し、G1位相停止によりヒト結腸がんLIM1215細胞の増殖を阻害した。これらのジュースは、抗炎症作用と抗酸化作用も発揮した。Lactiplantibacillus (L.) pentosus S-PT84 をヒトのボランティアに投与し、TRAIL の産生を増加させた。in vivo試験では、ザクロジュースとS-PT84の有無にかかわらず、カカドゥプラムジュースは、アゾキシメタン誘発ラット結腸ACFおよびACを有意に減少させた。
結論: RBは発がんを抑制する最も重要な分子の1つであり、私たちの知る限り、これは天然飲料がRBの機能を再活性化することを実証した最初の研究である。予想通り、カカドゥプラムジュースとザクロジュースはRBの機能を活性化させることでLIM1215細胞の増殖を抑制し、ザクロジュースとS-PT84の有無にかかわらず、カカドゥプラムジュースはラット結腸ACFとACを阻害した。したがって、このミックスジュースは、がん予防の新たな候補としての可能性を秘めている。
キーワード: 抗炎症作用;抗酸化作用;がんの予防;汁;カカドゥプラム;乳酸菌;柘榴;網膜芽細胞腫遺伝子;腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘導リガンド